女子卓球選手の木原美悠さん。
子どものころから活躍してきた選手ですが、どのような学生時代を過ごしたのでしょうか?
出身校と卓球の経歴についてまとめました。
また、中国語がとてもお上手という情報もありましたので、詳しくご紹介します。
卓球一家に産まれた木原美悠さんの家族については、こちらをぜひお読みください。
木原美悠の出身小学校は明石市立二見西小学校
木原美悠さんの出身小学校の、明石市立二見西小学校は、兵庫県明石市二見町にある公立小学校です。
1998年4月1日設立の比較的新しい小学校です。
校舎も新しく、オシャレな感じですね。
口コミの評価も高く、こんな声がありました。
こんな体操服のようです。
木原美悠さんもきっと、この体操服を着て、体育の授業では大活躍だったでしょうね。
また、こちらの小学校の学区が明石市二見町西二見になるので、木原美悠さんのご実家は明石市二見町西二見にあるのでしょうね。
小学生時代の卓球の経歴
4歳から、父親の営む卓球クラブ「ALL STAR」で卓球を始めた木原美悠さん。
小学生のころには、すっかり才能が開花され、小学2年生以下が出れる全日本選手権「バンビの部」で小学1年生で優勝、小学2年生でまた優勝と連覇します。
その活躍を受けて、卓球メーカーJUICのモデルに抜擢されたり、テレビ出演されたりもしました。
2012年12月3日(月)まるトクZIP!の「未来のオリンピック選手!小学2年の天才卓球少女に密着!」という番組で取り上げられました。
ピーマンが苦手というのは、子どもらしくて可愛いですね。
全日本選手権には、子ども向けに
- ホープス(小学校6年生以下)
- カブ(小学校4年生以下)
- バンビ(小学校2年生以下)
という3つの階級があります。
木原美悠さんは、5回優勝され、3回級制覇という成績を残しています。
この5回優勝という成績は女子卓球選手の中では、福原愛さんの7回に次ぐ2位の成績です。
卓球がブームになる前だったということもあるかもしれませんが、福原愛さんはやはりすごかったんですね。
そんな福原愛さんの最近はどうなっているか⁈という記事もありますので、よかったらご覧ください。
小学校時代から、天才卓球少女として大活躍されていた木原美悠さん。
小学4年生の時には、東アジアのホープス年代(小学校6年生以下)で行われる卓球の大会、「東アジアホープス」の代表に選ばれ、
小学5年生の時にはITTFジュニアサーキット・チャイニーズタイペイジュニア&カデットオープンという大会で優勝するなど、
日本だけでなく、世界の大会でも活躍する選手になっていました。
木原美悠の出身中学校は北区立稲付中学校
木原美悠さんの出身中学校は、東京都北区にある北区立稲付中学校です。
中学校に上がるタイミングで、JOCエリートアカデミーに入校しました。
JOCエリートアカデミーとは
年少の競技者が将来的にオリンピックをはじめとする国際競技大会にて活躍できるよう、一貫して育成するために日本オリンピック協会(JOC)が設置した組織。有望な小学生・中学生の競技者を発掘し、味の素ナショナルトレーニングセンターを拠点に生活させながら、学校への通学とトレーニングを行うものである。
Wikipediaより
このような場所で、子どものころからスポーツで活躍している中学生、高校生が入校しています。
卓球、フェンシング、ライフル銃、水泳の競技者が集まってきますが、木原美悠さんは卓球10期生として入校されました。
この施設に入校する学生が通うのが、隣接している北区立稲付中学校で、木原美悠さんもこちらの中学校に通っていました。
こちらの中学校では、JOCエリートアカデミーに所属している生徒には、特別な対応をしているようです。
遠征等で授業に出られない場合は、休んだ間のプリントを学校側が配布したり、エリートアカデミーが補習を開講したりと学業の遅れを取り戻すための配慮がなされる
Wikipediaより
中学校側は、世界で活躍する同世代が同級生になることで学校に良い刺激があることを期待して、JOCエリートアカデミーの生徒を受け入れ、学業と両立できるように対応しているようです。
JOCエリートアカデミーでの生活
アカデミーの生徒は、全員3、4人で1室を共にする寮生活を送ります。
生徒たちは寝食を共にしながら、日々オリンピックでの金メダルを目指して猛練習に取り組んでいます。
高い目標に向かうため、厳しいルールもたくさんあるようです。
- 携帯電話は就寝前に寮母に預ける
- 睡眠時間が管理されている
- 実家に帰省できるのは、ゴールデンウィーク、お盆、お正月のみ
- 休日の遠出禁止
- 恋愛禁止
などのルールがあるようです。
また、管理栄養士が常駐し、食事の栄養管理、
3、4ヶ月に一度、食事チェックや身体測定をしたり、
テスト期間にはコーチが家庭教師になって勉強を教えたり、
生徒たちのスポーツと学業の両立を全力でサポートする施設のようですね。
以前、インタビューで、卓球選手が一日の生活スケジュールを紹介していました。
かなりハードなスケジュールになっていますね。
このスケジュールの卓球選手も、
「私は中学1年生からアカデミーに入りましたが、高校を卒業するまでの6年間、365日、毎日練習があります。正直、かなりハードですけど、ここで練習するようになって確実に力が伸びました」
https://web.archive.org/web/20140922004906/http://friday.kodansha.ne.jp/archives/2334/
と、答えられていました。
木原美悠さんの毎日もこのようなスケジュールだったのでしょうね。
そして、木原美悠さんも、中学1年生から高校3年生までの6年間をJOCエリートアカデミーで過ごしました。
JOCエリートアカデミーの費用について
JOCエリートアカデミーの運営資金はスポーツ新興くじ(toto)の収益金などを利用して賄われています。
また、寮での食費や寮費はJOC(日本オリンピック委員会)が負担し、
競技にかかる費用や施設使用料は各競技団体が負担します。
そのため、保護者の負担は通常の学費程度となるようです。
従来の学校頼みの選手育成では、特待生として授業料免除を受けられても遠征費用や用具代は負担する必要があり、保護者への重荷となっていました。
このJOCエリートアカデミーは、保護者の方にとっても負担が軽くなる仕組みになっています。
JOCエリートアカデミーに入校できる基準
JOCエリートアカデミーに入校するには、各競技の全国大会で優勝するなど実績を挙げることが必要です。
小学生のころ、卓球の全日本選手権で3回級制覇した木原美悠さんは、十分その基準にたっしており、入校することになったのでしょうね。
中学生時代の卓球の経歴
中学校に入っても、卓球での活躍は続きます。
全国中学校卓球大会という、中学校の部活でいう全国大会のような大会で、1年生にして優勝します。
2019年の全日本選手権女子シングルスでは、中学3年生、14歳5ヶ月で決勝進出しました。
これは、最年少記録でした。
2019年1月の全日本卓球選手権では、快進撃で決勝戦まで進出しました。
決勝で伊藤美誠さんに敗れましたが、準優勝しました。
ダブルスでも活躍し、長﨑美柚さんとのペアでは2019年にアジアジュニア選手権、世界ジュニア選手権でともに金メダルを獲得しました。
また、同じ年のITTFグランドファイナルのダブルスでも孫穎莎・王曼昱(中国)の世界女王ペアに勝ち、優勝しました。
このペアはWみゆうという愛称で親しまれています。
互いのことを「みゆう」と呼び合う。木原は自身のことも「みゆう」と言うが、これが自分か相手か文脈によって判断可能なので二人は困っていない
Wikipediaより
お互い同じ名前で呼び合っても困っていないようですね。
木原美悠の出身高校は星槎国際高等学校
木原美悠さんの出身高校は、通信制高校 星槎国際高等学校です。
この高校は1999年開校の広域制通信制高校で、北海道から沖縄まで主要都市に30のキャンパスを展開しています。
木原美悠さんは、中学時代から競技で活躍していたので、より競技に専念できるように通信制のこの高校の埼玉県川口市にある川口学習センターに進学しました。
そして、スポーツアスリートコースがあるので、こちらのコースだったと思われます。
こちらの学校からは卓球だけでなく、フィギュアスケート、フェンシング、サッカーなど、多くのスポーツ選手が卒業されています。
フィギュアスケート選手の鍵山優馬さんもこちらの学校の出身です。
2023年3月にこちらの高校を卒業された木原美悠さん。
卒業のニュースの中で、高校生活の楽しかったこととして、
- 研修旅行にクラスの仲間で行くなど、高校生の時にしかできない経験ができたこと。
- 登校した時は、アスリートではなく1人の高校生でいようと思っていたので、友達と楽しく過ごせた時間。
などをあげられており、有意義な高校生活だったようですね。
高校時代の卓球の経歴
2022年1月、全日本卓球選手権大会女子シングルスで優勝。
2022年3月の、WTTスターコンテンダー ドーハでシングルスとダブルス両方で優勝。
そして、2022年12月、ITTF世界ユース選手権でもU19女子シングルスとダブルスの両方で優勝。
二度も二冠を獲得しました。
2023年の全日本選手権では女子シングルスで準優勝に輝き、高校生最後の大会も好成績で締めくくりました。
星槎国際高等学校のホームページ上のインタビューで、卓球のことを
私にとって命を削るくらい努力している「卓球」
https://seisa.ed.jp/schoollife/top-of-the-world/
と、表現されていた木原美悠さん。
命を削るほどの努力とは、相当ですよね。
その努力の成果として、高校時代も卓球で大活躍されました。
大学には進学せずプロになる
木原美悠さんは、2023年3月の高校卒業とともにJOCエリートアカデミーも卒業し、
2023年4月から木下グループ所属のプロ選手として活動をスタートしました。
同じ、木下グループ所属の女子卓球選手には、
- 張本美和さん
- 平野美宇さん
- 長﨑美柚さん
がおり、今話題の選手がたくさん所属しています。
木原美悠の中国語
木原美悠さんが、通訳無しでインタビューに答えている様子です。
この時、記者の方とのやりとりに、このようなものがあったようです。
记者:很多人都好奇问
你中文为什么说这么好
【記者】「多くの人が知りたがっているのですが、
あなたはどうしてそんなに中国語が上手なんですか?」我这么好 还行吧
「こんなに上手って、まだまだですよ」我自己学习
https://sadominhe.com/kihara_miyuu/
然后看电影什么的 自己学
「独学してて、映画とか見て独学してます」
独学で勉強しているようですが、現地の記者の方から褒められるなんてすごいですね!
これからますます海外で活躍される中で、中国語もますます完璧になっていくのでしょうね。
子どもの頃から、卓球と勉強を両立してがんばってきた木原美悠さんの学歴、経歴についてご紹介をしました。
これからのご活躍も楽しみにしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。